日本外科学会専門医制度関連施設

日本外科学会専門医制度関連施設

近年の病院・医療機関は「専門医」を求める傾向が強くなっています。これには次の理由が考えられます。

医療制度改革により、広告の規制緩和が実施されました。これによって、厚生労働大臣が認めた学会の専門医の広告が可能となり、 病院にとっては集患のツールと捉える考え方がでてきました。インターネットの普及により患者さん自身が病院を探しやすくなり、より専門的な医療サービスの提供を受けるために専門医のいる病院を選ぶ傾向になってきました。 また、これらの理由により、医師自身も博士号より専門医の取得を重視する傾向が 強くなってきています。さらに将来的に開業を考えられている医師にとっても、広告を実施できるという面でメリットを受けられるようになりました。

認定医・専門医の取得は、もはやスキルアップを目指す医師にとって必須の条件となっています。患者さん側は医療機関を選ぶ1つの指標として、医療機関側は集患するための1つの手段として、捉えるようになってきているのです。

医療における各学会でも専門医の育成・修練に力を入れていて、そのためのカリキュラムや施設の充実化も進んでいます。

日本外科学会でも一般外科医としての専門医を育成するため外科専門医修練カリキュラムを組み認定試験を設けて認定制度を推進しています。また修練カリキュラムを実施するための指定関連施設を認定しています。

指定施設として認定されるには

(1)外科系病床として常時30床を有していること

(2)日本外科学会指導医,外科専門医,日本外科学会認定登録医,日本外科学会認定医が合計3名以上常勤していること(注:このうち,指導医1名以上の常勤が必須となります)

(3)指導医の中から定められた指導責任者のもとに充分な指導体制がとられ,かつ,年間150例以上の外科の手術例数を有していること

(4)修練実施計画が編成され,かつ,これに基づく修練が可能であること

(5)中央検査室(病理検査を含む),および,中央図書室を有するか、それらに相当する体制があること

(6)病歴の記載,および,整理が完備していること

(7)剖検室を有するか,それに相当する剖検の体制があること

(8)他科との総合カンファレンス,および,合併症例または死亡例に関する合同カンファレンスなどの教育行事が定期的に開催され,かつ,その記録が整備されていること

の条件が満たされていなくてはなりません。

日本外科学会専門医制度関連施設の主なものは、東京医科大学病院、慶應義塾大学病院、東京女子医科大学病院、東京大学医学部附属病院、東京都立墨東病院、東京都立広尾病院、日本赤十字社医療センターなどとなっています。

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